2016年8月16日

北京大学学生日本暑期交流項目天公奨学金第四期 活動報告

2016年8月7日~8月16日、北京大学先生2名が率いる10名の学生一同を日本に迎え、企業訪問、伝統文化体験を行い、様々な分野の方から貴重なレクチャーをしていただきました。訪問団との交流は企業訪問を中心に、企業文化、伝統文化やカルチャーの各方面から紹介を重ねており、毎年グレートアップして進化を遂げています。日本を支える代表的な有名企業より、経済、環境、テクノロジー、医薬、農業、国際交流事業の幅広い分野を視察しました。


初日は三菱総合研究所を訪問いたしました。日本の企業文化について、新卒採用、社員訓練、社内制度や和の文化などの内容は特徴が鮮明であり、学生たちから日本文化を理解するのに大変役立つと、高い評価を頂きました。

菱総合研究所での記念撮影。(北京大学の学生と先生、と三菱総合研究所社員一同。前列真ん中に大森京太社長)

富士通沼津工場に訪問した際、Akisai農場で人の手を農業から解放するクラウド管理システムを見学いたしました。新しい企業経営と農業スタイルが見いだされ、IT業と農業を結びつく業界を跨る開発は、正にエコプロダクツの市場需要が高まっている証であると学生たちは考えています。

富士通沼津工場での記念撮影

武田薬品湘南研究所でのレクチャーの後施設を案内して頂きました。自然エネルギーの使用や環境保護に配慮した建物の設計が印象に残ります。

また、テルモの総合医療研修施設では、先端技術と医療製品をコンビネーションしたハイテク的な展示方式から視覚的な衝撃を受けました。訓練施設の細部再現配慮や人を中心に考える企業イメージは、中国企業が学ぶべきところだと思います。

武田薬品湘南研究所での記念撮影。ロビーの壁一面を飾る帆船が航海する絵は医薬品開発の険難辛苦を示しているようです。

環境ソリューションの取組を視察するため、川崎市に足を運びました。施設を参観しながら、市が取り組んでいる環境ソリューションに対する様々な疑問を職員の方がその場で答えてくれました。環境ソリューションは医薬品開発分野から参考できるところは沢山あります。日本の市民、政府と企業の三者協力などの取り組みは素晴らしくて、中国は鑑みるべきだと学生が言いました。


国際協力センター(JICE)を訪問したとき、日中文化について激烈な討論を展開しました。山野理事長から紹介した「すべてのものが魂を持っている」の考え方は、日本の汎神論の生々しい表現だけではなく、日本人の自然への畏敬をも表している象徴的な言論だと思います。伝統の保存と発展創造の共存、経済発展と環境保護の併進、百年企業の伝承や産業の維持などの現代的な問題も言及しました。衝撃を受けつつ、環境保護と教育などのホットな話題を通して理解を深まり、日本文化に対する認識を変える良いきっかけになりました。


国際協力センターでの記念写真です。職員の方が出席して、真ん中で手に記念品を持つのが山野幸子理事長です。

伝統文化の面では、茶道を通じて日本の礼儀作法を体験しました。

日本茶道と中国の淵源を聞きながら、作法に従い、お菓子を食べてお茶を飲用することの楽しさを味わいました。日本人が忙しいモダン生活を送る一方、茶道の芸術的で煩瑣な手順を守っているようなところから、伝統文化に対する尊崇を伺えます。

函徳亭での茶道体験記念撮影。この建物は東京ドームの近くにある小石川後楽園の敷地内にあります。

生活文化の面では、富士山、河口湖や温泉、神社などを観光しました。

10日間の日本視察を終了後、日中友好会館で訪問団一同のために歓送会を開催しました。訪問先の企業の方と、日本の北京大学校友たちも出席して、今回の交流活動は訪問先企業と大使館をはじめとする皆さんに大変お世話になりました。本覧を借りて厚く御礼申し上げます。